複数のキャリアを組み合わせたスマホ最適化プランを考えてみる

mobile
スポンサーリンク

記事の概要

本記事では、楽天モバイルを始めたとしたお得な料金プランをうまく利用しながら、複数の契約(電話番号)を最適化する方法について考察します。

スマホを2台持っている方へ向けた内容となっていますが、最近ではeSIMを利用した1台で2つの電話番号を持つことが気軽にできるようになったため、1台で利用したい方も是非ご覧いただければと思います。

※本記事は、2021年12月時点のものです。

前提

本記事は、物理SIM2枚を利用できるスマホ端末、または物理SIM+eSIMによるデュアルSIM対応端末が利用できる方を前提にしています。

途中に登場する「DSDV」や「DSDA」の説明については、過去記事をご参照ください。

スポンサーリンク

携帯料金大改正に伴いスマホ端末を見直す必要が出てきた

昨年ご紹介した内容は、現在のリーズナブルな価格設定が行われる前に紹介したため、当時の最良と思われる内容で考察を行いました。

しかし、政府主導による携帯料金の見直しが行われ、格安SIM業者だけでなく携帯会社大手も大きく料金プランが変更となりました。

具体的には、オンライン手続きで契約する「ahamo」「povo」「LINEMO」の登場です。
それぞれの料金と通信料はざっくり以下の通りです。

 ahamopovoLINEMO(ミニプラン)
月額料金(税込み)2970円0円(※)990円
データ通信量20GB20GB3GB
国内通話

5分無料
22円/30秒(超過後)

22円/30秒22円/30秒

※データトッピングという形で、390円/1GBや990円/3GBなど必要に応じて課金

ahamo:https://ahamo.com/plan/index.html
povo:https://povo.jp/spec/topping/list/
LINEMO:https://www.linemo.jp/plan/

こうなるとヘビーギガユーザではない人にとって、従来プランからの変更が圧倒的に有利になるため、検討を行わなければなりません。

私自身、前の記事で紹介した通りプライベート用2台と仕事用1台の計3台のスマホを持っていましたが、台数と利用料と合わせてスマホを最適化しました。

スマホ端末の最適化

Before

スマホA
・メインで使っているNTTドコモのプライベートスマホ
・大体のことはこのスマホを使っているが、電話はほぼ家族からの緊急用でしか使わない
・月の利用料は、大体5000~6000円

スマホB
・サブで使っている楽天モバイルのプライベートスマホ
・ゲームなどスマホAのサブとして使っており、多くの不要な電話は大体ここにかかってくる
・月の利用料は、タダ

スマホC
・仕事用で使っている格安SIMのスマホ
・仕事の時は常に持ち歩いているが、それ以外はほとんど使わない
・月の利用料は、大体3000円 (会社から補助あり)

After

スマホA(旧Aのまま):Androidの高機能端末
・メインで使っているNTTドコモのプライベートスマホ
・大体のことはこのスマホを使っているが、電話はほぼ家族からの緊急用でしか使わない
・今後はSNSやゲームなどもこの端末に集約する

スマホB´(旧B+Cで統合):iPhoneSE2(eSIM対応)
・仕事用で使っているスマホ + いざというときのデータ通信
・仕事の時は常に持ち歩き、必要に応じて持ち歩く歩かないを行う端末

スポンサーリンク

料金の最適化

スマホA (私用メイン)

外出機会が減ったこともあり、大体月3GBあれば足りることが多いため、ahamoに変更…

と言いたいのですが、長期間利用しているメリットがあったこととリアルタイムにキャリアメールを受け取らなければならない要件があったため、そのまま通常プランを使うことにしました。
(3GB以内であれば毎月大体3500~4000円)

2021年12月、月額330円でドコモのキャリアメールが利用できるサービスが発表されましたが、手間を考慮してそのままにしています。

スマホB´ (仕事用+サブ)

こちらはやや複雑な役割を持っているので、改めて要件を整理します。

  • 仕事の電話を受けられる
  • 仕事の電話とプライベートの電話を判断できる
  • スマホAのデータ容量がきついときに、足しにできる

これらを満たす方法として以下の構成を組むことにしました。

SIM1 (楽天モバイル)

このSIMの番号で、仕事用の電話を受けることになります。

楽天モバイルの場合、アプリから発信することで電話代も節約できますので、データ容量が1GBを超えない限りタダで使うことができます。

SIM2 (povo)

このSIMの番号で、プライベートの電話を受けることになります。

また、基本料金0円で維持費が安く済みますし、いざメインスマホのデータ容量が必要となったときにはトッピングしてテザリングすることで、ドコモの追加料金よりも安く済ませることができます。

povoは、180日以上トッピングを行わないと強制利用停止もしくは強制解約になってしまうようです。
旅行に行く際や外出が増えて容量がきついときには、過剰でもトッピングしておきましょう。

※スマホ1台のみで完結させる場合

今回は、2台持ち前提の記事となっていますが、キャリアにこだわりがなく1台で行う場合は、SIM1にメインとなる楽天モバイルまたはpovoを設定し、SIM2にもう片方のキャリアを設定することになると思います。

利用するデータ量にもよりますが、2つの番号を利用しながら高くても月3300円におさまります。
データ量が少ない人は、格安SIMを併用することでさらに安くすることができるかと思います。

スポンサーリンク

実際に使ってみて

実際に使ってみての感想ですが、以前からずっと2台持ちなので苦になることはありませんでした。

電話番号を使い分けるという利便性に加え、もともと月5000円程度かかっていた料金が3500円程度まで落ちたことを考えるとこれでもう十分だろうという感じです。
(実際は会社からの手当てがあるためほとんどコストはかかりません)

以前の記事にも記載していますが、維持費が安く済むのであればやはり電話番号は2つ持っておいた方がいいと考えています。

ネットやSNSが主流となったとはいえ、電話での勧誘や間違い電話はまだまだ存在します。

電話をかける側の番号に加えて、どの番号にかかってきたかによって出る出ないの判断がすぐできるのは、変なトラップに引っかからないためにも重要だと考えます。
本当に必要な電話だった場合は、留守電を入れてくれると思います。

また、どうしても電話番号を示さないといけないときにすぐに教えられる電話番号があるのとないのでは気持ちの持ちようも違うのではないでしょうか。

どんどん値下げしていく世の中が本当に良いのかという疑問は残りますけど…笑

まとめ

今回は、以前紹介した最強?のデータ端末から端末と料金を最適化した内容を紹介しました。

これも繰り返しになりますが、自分に必要なスマホの要件が何かを整理することが重要です。

速度や制限はあってもとにかく安いものを選びたいのか、多少高くても無制限のものを選びたいのか、人それぞれなので自分に合ったものを選んでください。

是非この機会に複数の契約を検討してみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました